F.Hogenberga,1572
バルト3国に属するラトビアの首都リガ。中世時代には、リガを制するものはバルトを制するという言い伝えがありました。そこで、リガはその後、何世紀にも渡って戦場となりました。地理的にバルトの中心に位置することもあり、バルトの牽引役として将来有望視されています。バルト3国のなかでももっともソビエト色を残すといわれているリガは、ソビエト独裁を一掃し、新生しました。独立後の経済回復はめざましく、ちょうど、EUにとってのブリュッセルのような役割を将来担うのではないかと期待されています。
リガの人口は850,000人。そのうち主にロシア人が占めています。しかし、800年という歴史を通して、リガにはユダヤ人やロシア人やドイツ人との共存という国際的都市を標榜してきた側面があり、そうした国際色豊かな都市性格が、リガの折衷的建築様式によく表れているという。街を散策しているとふと、1890年代、1920年代に舞い戻ったような錯覚を覚えることでしょう。
ラトビアのお酒
何世紀もの技術に裏付けられたラトビアのビールは、世界的にも質が高いとされている。Aldaris(アルダリス)、Aldaris
Zelta(アルダリス ツェルタ)、Cesis(セシス)、Lacplesis(ラクプレシス)などが出回っている。スピリッツでは、ウオッカのKristraldzidrais(クリストラルドツドライス)、ウイスキーのZverkavis(ツヴェルカヴィス)、リキュールではキャラウェイ風味のリキュールAllazu Kimelis(アラツ キメリス)。スパークリングワインRigas
Sampanietis(リガス サンパニエチス)もよく飲まれているが、なんといってもRigas
Melnais Balzams(リガス メルナイス バルツァムス)はラトビアを代表するリキュール。
バルツァムス
25種類の材料(16種類の薬草、しょうが、樫の木皮、ビターオレンジピール、菩提樹の花、アイリスの根、ペパーミント、ナツメグ、吉草根、コニャック、砂糖など)からなるラトビアを代表するお酒として世界各国で有名です。効能としては、神経鎮静、消化を助ける作用があるといわれています。
参考ホームページ
http://www.lonelyplanet.com/destinations/europe/latvia/history.htm