Usque Baugh

 

アイリッシュウイスキー蒸留の歴史は古く、中には6世紀に遡るという説を唱える専門家もいます。その頃、アイルランドの修道士は、中東で蒸留器を使って香水を製造する技術を目のあたりにします。アイルランドにこの技術を持ち帰り、これがウイスキーの誕生につながったのではないかと言われています。



アイルランド語でウイスキーは"usque baugh "。他のスピリッツと同様に「生命の水」を意味しました。16世紀にはすでに広まっており、イングランドのエリザベス1世はウイスキーをこよなく愛したといわれていますが、当初、ウイスキーに課税をすることを忘れていました。1661年になってようやく、政府は課税を実施します。1785年、1815年と税率は高まる一方だったので、密造が増えていき、18世紀終わりごろには、2000もの密造蒸留所がアイルランドにあったといわれています。しかし、こうした中から資本を拡大して、合法な営業活動をめざす大規模な蒸留所が現れることになります。その4大ダブリン蒸留所がJohn Power, John Jameson, George Roe そして William Jamesonでした。



参考ホームページ

http://www.classicwhiskey.com/history.htm