聖書編
聖書には、ワインについての記述が、随所でなされている。ブドウの木は他の植物と比べて頻繁に言及されていることからも、ワインが、どのように聖書で扱われているかが想像できる。
旧約聖書創世記、第9章では、洪水のl後、ノアはブドウの木の栽培、ワイン造りを再開する。聖書の世界では、ノアこそが、人類の中で初めてブドウの木を栽培した人物だと語られている。
ノアの父親レメクは、こう語っている。「この子こそ、主が地をのろわれたため、骨折り働くわれわれを慰めるもの」(Genesis 5:28-29)
古代より、レヴァント(東部地中海および沿岸諸国)は、名実ともにワインの銘醸地であった。
当時、ワインを旅人に振舞うことが、習慣でした。ワインが不足した場合は、水を混ぜたり、時には牛乳を混ぜたりして対応したのです。古代イスラエルの人々が、罰として神よりワインを奪われたことからも、ワインが人類にとっていかに大切なものかは明らかです。
新約聖書では、最初の奇跡として、イエスがカナの地で水をワインに変える場面が登場します。 (John: 2:1,11)。また、パウロは、その弟子テモテに、消化促進剤としてワインを勧めている。「これからは、水ばかりを飲まないで、胃のため、また、たびたびの痛みを和らげるために、少量のぶどう酒を用いなさい」(I Timothy 5:23)。